毎月払い続けているそのシステム、「この機能をこうしたい」と思っても変えられず、それでも他に選択肢がないからと使い続けていませんか。月額SaaSは便利な反面、解約した瞬間にデータも仕組みも手元から消えるという大きな弱点があります。この記事では、中小企業が月額SaaSコストを見直すための考え方と、「自社専用ツールへの置き換え(内製化)」という選択肢を紹介します。
まず「本当のコスト」を計算する
SaaSのコストは月額利用料だけではありません。見直しの第一歩は、次の2つを足し算することです。
- 利用料: 毎月の支払額 × 12ヶ月(年額で見ると意外な金額になります)
- 手作業のコスト: システムでカバーできず、人が手でやっている作業(転記・集計・通知など)の時間
たとえば手作業が月30時間あり、担当者の時間単価が2,200円なら、それだけで月66,000円。利用料と合わせた金額が「本当のコスト」です。多くの経営者は、この手作業分を把握していません。
SaaSの見直しでよくある3つの不満
- カスタマイズできない: 「ここをこうしたい」が通らない。通っても高額な追加費用
- 使わない機能に払っている: 実際に使うのは全機能の一部なのに、料金は全部盛り
- 解約すると何も残らない: 何年払っても、社内に資産が積み上がらない
この3つに心当たりがあるなら、「もっと安いSaaSに乗り換える」の一歩先、自社専用ツールへの置き換えを検討する価値があります。
いまは「自社専用ツール」が現実的な選択肢になった
以前なら、業務システムの自社開発は数百万円規模の投資が必要で、中小企業には非現実的でした。しかし生成AIを使った開発(Claude Codeなど)の登場で、状況は大きく変わっています。実際に弊社が支援した例では、次のようなコスト削減が実現しています。
- 不動産業: 契約書作成システムを自社専用に置き換え、月額約3万円→3,000円
- パーソナルジム: 予約管理システムを内製化し、月額約5万円→1万円
- 営業組織: 商談管理ツールを内製化し、月額約2万円→0円
共通しているのは、単に安くなっただけでなく、自社の業務にぴったり合ったツールになり、仕組みが自社の資産として残ることです。
見直しの進め方(3ステップ)
- 棚卸し: 契約中のSaaSと月額をすべて書き出す(年額換算も)
- 不満の言語化: それぞれについて「変えられなくて困っていること」「手作業で補っていること」をメモする
- 置き換え候補の選定: 「使う機能が限られている」「自社の業務フローが特殊」なものほど、自社専用ツールへの置き換え効果が大きい
まとめ: 「借り続ける」から「持つ」へ
月額SaaSの見直しは、コスト削減であると同時に、「解約したら消える仕組み」を「自社に残る資産」に変える取り組みです。すべてを置き換える必要はありません。まずは一番不満の大きいシステムを1つ選ぶところから始めてみてください。
ウルノワでは、現状の月額費用と業務内容をお聞きして「どのシステムから置き換えると効果が大きいか」を一緒に整理する無料相談を行っています。Claude Codeの導入を検討中の方向けの無料導入支援サポートもあります。お気軽にお問い合わせください。